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~中間検査対策~
上棟後、中間検査に向けて壁量計算図通り、金物を取り付けたり筋交いを入れたりと
お家を強くしていきます。
そもそも、、、中間検査って?ていう方へ少しご説明を。。。
中間検査・・・建物の安全確保は工事管理者が日常的に管理するのが大前提なのですが、
阪神淡路大震災において施工不備が原因の建物被害が多くみられたそうです。
この状況を改善するために平成10年中間検査制度が導入されたのです。
↑とても良い制度ですね~!
ホールダウン金物。
筋交い+筋交いプレート。
壁量計算図通りの金物取付はもちろんの事、
剛床の釘ピッチ、羽子板金物の閉め直し、雲筋交い釘チェック(2本)、鎹チェック、などを行い、
中間検査に向けて準備をしていきます。
~上棟作業終了~
・火に強い壁。
・壁内部の湿気を逃し家長持ち。
・耐震性能向上。
魔法のようなこの面材を張って、本日の「上棟作業終了」となります。
猛暑の中、作業ありがとうございました。
皆様のご協力無しでは「上棟」は行えません。
「お互い様だから、、、」
大工職人さんの「粋な関係」が垣間見える瞬間。。。
良い文化だなといつも感じております。。。
~ルーフィング~
物凄く重要な工程となります。
「おろそかにしてはいけないルーフィング工事」です。
意外と知られていないのですが、屋根材は雨が直接屋内に侵入するのを防いでるだけで
「雨」から家を守っているのは「ルーフィング」なのです。実は!!!
屋根材は雨を流す滑り台のようなものです。
万が一、雨が侵入した場合に家を守るのはルーフィングの役目になるのです。
雨から家を守る最後の砦なのです!
その為、正しい施工方法で張る事が求められます。
大工職人さんが張る場合もあるようですが、
当社では防水のプロフェッショナルに施工して頂いております。
小一時間で終わる作業ですが意外と知らない重要な作業のご紹介でした。。。
~屋根下地~
垂木材を取り付けていきます。
※75mmの釘で両側打ち
この垂木材ですが屋根材の材種や軒の出寸法によって材寸法、材間距離が変わります。
長い年月、屋根材を支える事になるので正しい材寸法、材間距離が必要になります。
釘の打ち忘れがないかチェックしていきます。
屋根の吹き上げに対する必要な強度を確保する為に垂木を留めていきます。
※ひねり金物やタルキックなどがあります。
野地合板を張ります。
垂木にきちんと留まっているか、釘の抜けはないか確認します。
一発!一発!丁寧に!
ここまでが大工用語で「屋根仕舞い」という作業になります。
この後、屋根工事をされる板金屋さんにバトンタッチして「雨仕舞い」をして頂きます。
~小屋組み~
2F桁を組み終わると小屋組み工事へと工程が進みます。
小屋組みの垂直を出す為に「雲筋交い」を打ち付けていきます。
雲筋交い・・・小屋束、母屋が倒れないように打ち付ける筋交いの事。
土台敷→1F桁組→2F桁組
と垂直を確認しながら作業は進んでいきました。
全ての工程できちんと「おきているか」確認していく事で、
小屋組みも精度の高い小屋組みが組み上がります。
※1Fの桁組が倒れているのに2Fを垂直にしても仕口で折れてしまうイメージです。
鎹(かすがい)というコの字の金物を打ち付け「桁と束」「束と母屋」をつなぎ合わせた後
X軸Y軸方向に雲筋交いを打ち付け垂直を確認して「小屋組み」作業は終了となります。