前回、「墨つぼ」について少しお話させて頂きました。
そこにはもちろん「糸」が使われております。
この「糸」。
実は垂直を出すのに必要不可欠な物なのです。
今回紹介する道具はこれだ~!
「下げ振り」
垂直を正しく出すにはニュートンの法則ではないですが、極端な話、上から下にものを吊り下げればいい。
何を吊り下げても糸が真直ぐになっていれば垂直になります。
その垂直を出す為に、実は昔の大工さんは墨つぼを利用していたというのです!
本当に???と思ってしまいますが、
本当の話で昔の絵なんかに残っているようです。
ただ重心がはっきりしていないので、下でクルクル回ったり、風が吹くと揺れてしまうので、始末が悪かったみたいです。
きっと苦労していたんだろうな~。と思ってしまいますが。。。
そこで登場!現代版「下げ振り」です。
この道具無しでは、様々な材料を垂直に取り付ける事が出来ません。
↑このように使用して、垂直を確認します。
お家づくりの上で、一番重要な確認作業になります。
柱はもちろんの事、ドア枠を取り付ける前にも確認が必要になります。
何度も何度も確認、調整を繰り返す事で、
「精度の高いお家。」が完成するのです。