施工エリア:北九州市小倉北区
施工日:2025年5月
敷地面積:72,27㎡(21.90坪)
延床面積:83,92㎡(25.43坪)
真っ白な金属サイディングの縦ラインを活かし、箱を組み合わせたような立体的なファサードを構成。道路面からの視線を遮る閉鎖的なデザインの中に、玄関ポーチの木目天井で温かみのあるアクセントを加えました。
外部に閉じ内部に開く設計意図を象徴するLDK。高い塀で囲まれた中庭へ続く大開口と上部の吹き抜けから、近隣の視線を気にせずたっぷりと自然光を取り込みます。
吹き抜けを介して2階ホールと緩やかにつながる断面計画。縦方向への視線の抜けが空間に奥行きを与え、どこにいても家族の気配を感じられる安心感のある住まいを実現しました。
高窓からの自然光と、壁面のアッパーライトによる建築化照明を組み合わせた光の設計。光源の存在感を消すことでノイズを排し、夜間は天井面を柔らかく照らすことで、より高さと広がりを感じる空間を演出します。
家族の動線が交わるリビング内に階段を配置し、自然とコミュニケーションが生まれる設計に。移動中も中庭の開放感を感じられ、1階と2階を光と家族の気配で緩やかに繋ぎます。
高い塀で囲うことで、周囲を気にせず寛げるプライベートな中庭を実現。リビングと段差なく続くウッドデッキが内と外を一体化させ、実面積以上の広がりと開放感をもたらす「空のある部屋」です。
冷蔵庫横に設けた可動棚の背面収納は、ロールスクリーンを下ろせば生活感を瞬時にシャットアウト。家電やストック品をまとめて配置し、家事効率とスッキリとした見た目を両立させました。
将来の変化を見越したシンプルな個室計画。家具のレイアウトを妨げない窓配置と壁面確保により、趣味部屋から子供部屋まで、住まい手の成長に合わせて用途を変えられる可変性を持たせました。
吹き抜け空間に面して大きな室内窓を配置。個室のプライバシーを確保しつつ、ロールスクリーンを開ければLDKの気配や外部の景色へと視線が抜け、開放感と安心感を同時に得られる設計です。
左)ホールからLDKを一望できる、住まいの司令塔のような視点。右)腰壁の厚みを活用したレコードニッチ。単なる通路ではなく、好きなものに囲まれながら階下の家族とつながるギャラリー空間です。
左)白の外壁に木目の軒天が映える、雨除けを兼ねたアルコーブ玄関。右)土間続きの大容量収納を設け、アウトドア道具も気兼ねなく置ける、趣味を楽しむための動線計画です。
来客時は引き戸を閉じることで、生活感の出やすい水回りを完全に隠し、スッキリとした玄関ホールを演出。オープンな土間収納とのメリハリを効かせ、機能と美観をシーンに合わせて使い分ける設計です。
建具を開け放てば、玄関から洗面室へ直行できる「ただいま手洗い」の衛生動線が出現。視線が奥へと抜け、限られた面積でも広がりと奥行きを感じさせる視覚的効果も狙いました。
身支度が重なっても余裕のある幅広の洗面カウンターと、室内干し用のバーを設置。清潔感のある白で統一し、「洗う・干す・畳む」が完結する機能的な家事室としました。
左)洗面室のすぐ隣に大容量の収納空間を配置。右)乾いた洗濯物をハンガーのまま収納でき、「洗う」から「しまう」までの動線を最短距離で結ぶことで、毎日の家事負担を大幅に軽減します。
左)淡いベージュのパネルが柔らかな印象を与える、清潔感あふれるバスルーム。右)グレーのアクセント壁と黒のアイアン金物で空間を引き締め、モダンで落ち着いた雰囲気に仕上げたレストルームです。
室内の明かりが白い外壁に行灯のように浮かび上がり、昼間のシャープな印象とは異なる幻想的な表情を演出。窓からの光漏れもデザインの一部となり、帰宅する家族を温かく迎え入れます。
施工事例一覧へ
白い金属サイディングが描くミニマルな箱型の外観。「外部に閉じ、内部に開く」を設計テーマに、高い塀で囲まれた中庭と吹き抜けが、都市部でもカーテンの要らない自由で開放的な暮らしを実現しました。
意匠だけでなく、玄関から洗面・クロークへ直行できる「ただいま動線」や、生活感を瞬時に隠せるロールスクリーンの収納計画など、日々の家事効率も緻密に計算。堅牢な壁でプライバシーを守りながら、内側では光と風を独占する、デザインと機能が高度に調和した一邸です。