施工エリア:北九州市八幡東区
施工日:2023年2月
敷地面積:53.87㎡(16.32坪)
延床面積:63.77㎡(19.32坪)
モスグリーンの縦ハゼ外壁と片流れ屋根が、シャープな印象を与える外観。玄関ポーチを深く掘り込み、天井や壁に木質感を加えることで、機能性と意匠性を両立しています。既存の骨組みを活かしつつ、都市的な感性で再生された好例です。
木目調の壁とランタン風の照明が温かみを添える玄関。屋内は白を基調に高窓を配置し、視線が奥へと抜ける動線設計を強調。素材の質感を使い分け、清潔感と開放感を両立させた空間です。
白と木目で統一された開放的なLDK。対面キッチンの腰壁で生活感を抑えつつ、高窓から安定した採光を確保。クローゼット扉に鏡を配し、視覚的な奥行きを創出することで、面積以上の広がりを感じさせる緻密な設計です。
背面収納に間接照明を仕込み、空間に奥行きと上質さをプラス。黒の引手やサイドパネルをアクセントにした、白基調のモダンで機能的なキッチン設計です。
洗面はフロートタイプとニッチ収納で清掃性と利便性を両立。トイレはグレーのアクセント壁で落ち着きを演出しました。高窓によりプライバシーを守りつつ自然光を採り入れる、設計士の配慮が光る水回りです。
脱衣室は籐柄のフロアタイルを採用し、素足でも心地よい質感に。浴室は石目調パネルで上質な寛ぎを演出しました。窓からの自然光が空間に広がり、湿気がこもりがちな水回りを明るく健やかな空間へと導いています。
グレーのアクセント壁にスクエア型のブラケットライトを配し、空間に立体感を演出。オープンクローゼットによる合理的な収納計画と、高さを抑えた窓配置が、プライバシーを守りつつ落ち着きある室内の佇まいを創出しています。
縁なしのスクエア畳が洋空間と調和する端正な和室。壁一面の白い収納で生活感を抑えつつ、板畳のニッチや地窓風の開口部が空間に変化と奥行きを創出しています。多目的に活用できる、設計士のバランス感覚が光る空間構成です。
和室は中段・枕棚で布団に対応。洋室側はハンガーパイプと鏡扉で利便性を追求。用途別の内部設計により、限られた空間の機能を最大化しつつ、白の建具で壁面と一体化させた合理的な収納計画です。
細かく仕切られた和室やステンレス浴槽など、昭和の面影が色濃い改修前の姿。フルスケルトンにより、これら既存の制約を一度解体し、現代のライフスタイルに合わせて再定義したプロセスの重みが伝わります。
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昭和の面影が残る築古住宅を、フルスケルトンリノベーションで現代的な住まいに再生。モスグリーンの外観から始まり、内部は白と木目、そして計算された照明計画で上質な空間を実現。高窓による採光とプライバシーの確保、ミラーやフロート収納による広がりの演出など、設計士の緻密な計算が随所に光ります。古い制約を魅力に変え、機能と意匠を極限まで高めた、再生の理想形とも言える一軒です。